プロジェクトでは、1年を通して安定的に供給できるシマアジを使って、西海エリアの新たな目玉となるグルメの確立を目指します。メニューはまだアイデアの段階ですが、「煮つけやフライなどを盛り込んだ御膳」が提案されました。
ただし、プロジェクトに参加する店舗は、「同じメニュー」を「同じクオリティ」で出さなければなりません。このため、店舗によっては、「海鮮丼のような着地点があれば、みなさんがかなりやってらっしゃる。(うちは)席数も少ないし、そこに大勢客が来ると、そこで手作り御膳というのは、どうかなと・・・」と、「御膳」を出すことの難しさを感じているようです。
こうした声に対し、プロデューサーの中田さんは「シマアジを使った海鮮丼なんて誰だってできる。それじゃブランドは作れない。(調理する)オペレーション、原価のことも分かる。同じことやって何の意味がある。海鮮丼はすぐできるんだから」と厳しめのコメント。料理の内容は、今後も議論を重ねることになりました。
中田さんは 「ご当地グルメを作ることで、西海市は食材が豊富で色々な料理がある!みたいな(アピールができる)。最終的にはシマアジにこだわらず、色々な地元の食材を使った創意工夫された料理を、いつ行っても味わえる街になるといい」と期待しています。
西海エリアの新たな目玉となる新たなご当地グルメは、2022年3月、長崎県庁でお披露目される予定です。
(KTNテレビ長崎のニュースより一部転載)