海と日本プロジェクトinながさきは、東シナ海と大村湾を舞台に、「外洋と内湾の海の中の違い」をテーマに比較・調査し、課題解決に向けて考えるイベント「五島・東シナ海vs大村湾調査隊2024」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施いたしました。
イベント概要
・日程:2024年8月1日(木)~8月3日(土) 2泊3日
・開催場所:長崎県五島市、大村市、時津町、川棚町など
・参加人数:小学5年生9人、小学6年生11人 計20人
・協力団体:大村湾漁協、五島漁協、長崎総合科学大学、長崎県、五島市、金沢鮮魚 等
まずは五島へ出発だ!
長崎の海は、広大な大陸棚を有する東シナ海、世界的にも珍しい二重の閉鎖性海域の大村湾、東シナ海と日本海を繋ぐ対馬海峡、干潟でも有名な有明海など、多様な海に面しています。そのなかでも今回は外洋の東シナ海と内湾の大村湾という対極ともいえる2つの海に焦点を当て、2泊3日で様々な体験や講義を通して二種類の海の違いや共通点などを調査します。夏休みもまだまだ前半戦の子どもたちはハイテンション…かと思いきや、みんなまだ緊張ぎみ?のよう。眠い目をこすりながら、まずはジェットフォイルで五島に向かいます!
五島・東シナ海に浮かぶ洋上風力発電はえんかぜとは?
福江港ターミナルには早速洋上風力発電”はえんかぜ”の模型が!ここでは、長崎総合科学大学の松岡和彦先生に、はえんかぜの仕組みについて説明してもらいました。水深が浅く着床式が主流なヨーロッパと違い、五島では”浮体式”の洋上風力発電が採用されています。浮体式は、設置の費用が安いことや海底の環境に与える影響が少ないことなどがメリットとしてあるそうです!模型で基礎知識を学んだあとは、実際に海に出て生のはえんかぜを見てみます!
全長172m、羽の部分は直径40メートルもある巨大な洋上風力発電はえんかぜを見た子どもたちは皆「でかっ!」とリアルな感想を口にしていました。台風の通り道でもあり、比較的強い風が得られること、そして地元の漁師さんの理解が得られたことなどが理由で五島市沖が日本初の浮体式洋上風力発電の場所として選ばれました。浮体式洋上風力発電は、海に沈んでいる部分が「漁礁」となり、魚の住みかになっていることで漁師さんにも迷惑がかからないということや、国土の狭い日本において今後益々重要となる再生可能エネルギーのひとつであることを学びました。2020年の時点で、五島市の再生可能エネルギー自給率は56%となっており、今年には80%になる見込みです!この日は、建設最中のはえんかぜも遠くに見ることができました。
子どもたちからは「なぜ倒れないの?」「どうやって浮かべるの?」といった質問が沢山出てきました。
五島の海について学ぼう!五島の海で活躍する漁師さんの取り組みとは
はえんかぜの見学が終わったあとは五島漁協富江支所で五島・東シナ海の海についての座学です。
まずは五島市水産課の糸洲朝志さんに講義をしてもらいました。五島灘は水深約50~2000mで緩やかに傾斜し、暖流の対馬海流が流入しており、天然の岩礁が多く、イワシ・アジ・サバなどが多く獲れます。五島漁協ではおよそ200種類の魚介類が獲れ、その魚種数は全国でもトップクラスです。非常に豊かな海である一方、過去と現在では海の状況は大きく変わっているそう。漁業者の減少、温暖化等の環境変化による藻場の減少など、様々な理由で、漁獲量は最盛期の3分の1ほどになっているそうです。(最盛期は年間約1200t、現在は約430t)海水温の上昇により昔は長崎の海にいなかったサンゴ礁が形成され始めているなど、目に見える変化も表れているそうです。
漁師の馬場一哉さんは、漁業を営む傍ら、こういった五島の海の問題を解決するために、藻場の回復に繋がる取り組みを行っています。藻場の減少は、地球温暖化のほか”食害魚”と呼ばれる魚介類が増えていることが問題と馬場さんは話します。イスズミ、ブダイ、アイゴ、ニザダイに代表される食害魚は、藻場を食い荒らしてしまううえに、味に癖があるために市場価値がほとんどありません。また、魚だけではなくウニの一種であるガンガゼウニも同じく藻を食い荒らし、の数はどんどん増えています。馬場さんは、藻を守るために有志達とともに自ら海に潜りガンガゼウニの駆除や、藻を守るための囲いネットの設置などを行っています。藻を守るネットはおよそ300万円程の費用がかかるそうで、これらを自主的に行っていると聞いた子どもたちは驚きの声をあげていました。実際に海に潜るためのボンベやウエットスーツを身につけた子どもたちは「こんなに重いものをつけて、大変な準備をして海を守っていてすごいと思った」と感想を話していました。
また、ここではその日水揚げされ、出荷を待つ魚を漁協の小原さんに紹介してもらいました。魚の人気(価値)は時代や流行によって大きく変わり、値段もそれによって変化すると話します。この日獲れていたカツオの一種スマガツオも最近特に人気の魚だそうで、子どもたちは初めて知る魚の種類や値段に興味津々で、たくさんメモをしていました。
水中ドローンで海中をのぞいてみよう!
五島漁協富江支所では、岸壁から水中ドローンを使って実際に海中をのぞく海中調査を行います。教えてくださるのは長崎総合科学大学の松岡教授。カメラ付きのロボットを海中に入れ、陸上からモニターで海中の様子を見てみると、そこには数匹の小さな魚、そしてガンガゼウニが!今回使用する水中ドローンはそこまで広域を調査できるものではないですが、狭い範囲だけでも複数のガンガゼウニがいることを確認できました。漁協の方は「このあたりも昔は海藻が生えていた」と話しますが、ガンガゼウニが確認できることからもわかるように、水中ドローンで視認できる範囲には藻はほとんど生えていませんでした。子どもたちは先ほどの講義で聞いた海の変化の一端をここで感じることができました。この体験では海には入りませんでしたが、岸壁で行う作業ということでしっかりライフジャケットを着用して調査を行いました。体験前には松岡先生が「海やその付近で遊ぶときはライフジャケットが必ず必要」と、その重要性を説明しました。
五島の鮮魚店が感じる海の変化と新たな挑戦!
続いては、同じく富江町にある「金沢鮮魚」の金澤竜司さんにお話を伺います。金澤竜司さんは小さい頃から五島の海を見て育ち、そして漁業に携わってきました。五島の海は魚がたくさん獲れる自慢の海、しかし年々海の状況は悪化していると話します。「海藻が生えていない!」ここ10数年温暖化により「海藻を食べつくす魚やウニなどが増えて、海が元気じゃない状態」。そこで金澤さんは海を守り、後世に残していくための取り組みをしようと考えました。先ほどの講義でも出てきた食害魚(未利用魚)を使って、天然の魚醤油「五島の醤(ひしお)」を開発しました。食害魚であるとともに未利用魚(市場価値が低く、出回らない、食べない魚)を使って商品を作り、魚の利用価値を上げることで数を減らしていこうと考えたのです。商品開発には数年の時間がかかりました。そもそも癖のある味の魚を使用するので、その癖の部分を限りなく排除し旨味の部分だけが商品に活かされること、そして時期によって味が変わらないように5種類の魚をブレンドして味をキープすることなど、様々な工夫が詰め込まれてようやく商品は開発されました。「この商品がたくさんの人の手に渡ることで、未利用魚は価値のある魚となり、それは漁業者の利益(漁業の活性化)そして環境保全(藻場の回復)に繋がる」と金澤さんは力強く語りました。五島の醤の商品化以外にも、魚の配送に使う発砲スチロールを廃止し段ボールにすることでプラスチックごみが海に流れないようにするなどの環境に配慮した取り組みも行っています。実はこれは、離れて暮らす娘さんに「発泡スチロールで魚を送られると処分に困る」と言われたことから段ボール配送を思い付き、”これは環境配慮に繋がるのでは”という発想に繋がり、それから撥水加工を施した段ボールの製作などに着手したそうです。金澤さんは「近くの大切な人を笑顔にしたい、という気持ちが暮らしや環境を良くするアイディアに繋がると思っています」と笑顔で話しました。最後に、金沢鮮魚さんがこの日の為に未利用魚であるニザダイの刺身を用意してくださり「五島の醤」を使ってみんなで食べました。「きちんと処理をすれば美味しく食べられる」と金澤さんが話す通り、ニザダイは臭みなどは一切なく、美味しい醤油も相まって絶品でした!
外洋の五島・東シナ海の魚をさばいて美味しく食べよう!
場所を福江市総合福祉保険センターに移し、五島で獲れた魚を使った料理体験です。インストラクターの方々にアジの捌き方を教わり、1人ずつ捌いていきます。魚を捌くのはこの日が初めてという子もたくさんいましたが、逆に捌いたことがある子どもからもアドバイスを受けながら、丁寧に捌いていきました。この日は捌いたアジをムニエルにしていただきました。魚がたくさん獲れる町では、刺身や揚げ物、焼き物や干物など様々な活用をして無駄なく美味しく昔から食べてきました。いろんな魚の活用法を聞き、子どもたちからは「帰ったら別の料理もやってみたい」という声があがっていました。
美味しいご飯を食べた後は、1日の体験の振り返りです。濃密でハードなスケジュールの1日でしたが、みんな集中を欠かすことなく振り返りを行っていました。
内湾の大村湾を調査!閉鎖性海域とは?
外洋・東シナ海を調査した後は内湾の大村湾を調査します。大村湾漁協直売所で出迎えてくださったのは、大村湾漁協組合長の松田孝成さん。まずは大村湾で水揚げされた魚介類を紹介してもらいます。「この日は(獲れた魚が)少なかった」と話す松田さんですが、そのなかでも大村湾の特徴を表す貝がいることを教えてくれました。「大村湾で獲れるサザエにはツノがない、これは大村湾は閉鎖性海域で波が穏やかだから流される心配がないから」。聞きなれない”閉鎖性海域”という言葉ですが、流れが穏やかであることや、海水の出入りが少ないことなどを知り、早速メモをたくさん書いていました。大村湾は閉鎖性海域、特に外洋との接点が少ない”超”閉鎖性海域とも言われていて、その特徴を活かし真珠やナマコの養殖が盛んに行われています。また、松田さんは大村湾は”魚が魚を産み育てる場所”とも話します。外敵が少なく魚が育つのに適した環境であるそうです。一方で、閉鎖性海域であるがゆえの問題点もあると話します。1970年代から起こり始めた赤潮の発生は、ここ数年でさらに頻度が上がっています。内湾がゆえに生活排水の影響を受けやすく(滞留しやすいため)海底に溜まるヘドロも問題となっています。松田さんは「人の暮らしが海の環境を悪くしている。海を守っていくため、共存していくためには1人1人が行動を変えていかないといけない」と強く訴えます。子どもたちは、これまで全く知らなかった大村湾の問題・環境悪化の話を自分ごととしてとらえ、行動に移さないといけないと感じていたようです。
大村湾でシュノーケリング!海の中を調査
講師はプロダイバーで、YouTubeで海の現状を伝える発信なども行う中村拓朗さんです。場所は川棚大崎海水浴場近くの大村湾に面する海です。ここでももちろんライフジャケットをきちんと着用し、体験に臨みます。大村湾は”魚が魚を産み育てる場所”と松田さんが話していた通り、中村さんも「ここにはたくさんの小さな生物や植物がいます」と話します。シュノーケリングをする際の注意点や、海中を観察するときのポイントを説明してもらい、いざ海中へ!真夏の海の海水温の高さに驚きつつ、海中調査を始めた子どもたちから「魚見つけた!」「この貝はなんですか?」と各所で報告や質問が飛び交います。様々な発見をした子どもたちの質問に、ひとつひとつ丁寧に中村先生が答え、楽しみながら学びを深めていきました。採取した生物や植物を海辺で改めて観察して、中村先生は「大村湾はとても豊かな海。注意深く見ないと見つけきれないような小さな生物がたくさんいることは、海が生きているということ。植物(藻)がいなくなると、海中の酸素は少なくなり、卵を産みつける場所もなくなってしまう。魚や植物を見つけて楽しむだけで終わりではなくて、小さな生き物を守るために自分たちに何ができるか考えてほしい」と話しました。見つけた動植物は海に帰して、ここでの調査は終了しました。
ガラスの砂浜と二枚貝で水質改善?大村湾を守る取り組みとは
大村湾浄水管理センターで、大村湾を守る取り組みについて学びます。
講師は長崎県県民生活環境部地域環境課の高村航平さんと長崎県環境保健研究センターの粕谷智之さん。
これまでの講義でもあったように、大村湾は閉鎖性海域で生活排水が滞留しやすい海域です。町から排出される汚れた水は、最終的に大村湾に流れてしまい、自然のバランスを崩す恐れがあるため、私たちの普段の生活が自然環境の維持に大きく影響すると粕谷さんは話します。そして、ここではある実験を行いました。それは二枚貝(アサリ)を使った水の浄化実験です。アサリには、呼吸の際に海水に含まれる植物プランクトンや有機物を取り込み濾過する特徴があります。つまり、赤潮などの発生を抑制する”水をきれいにする”力をもっています。実際にアサリを使って、その浄化作用を見せてもらいました。この日はアサリが弱っていたため若干視認できるくらいの変化しか観察できませんでしたが、アサリには一個あたり1リットル/時間の海水を濾過する力があると言われています。そのアサリを増やすためのある取り組みがここ大村湾で行われているということで、実際に外に出て調査します!
アサリを増やすためのある取り組みというのが、”ガラスの活用”です。「アサリの幼生はガラスに着床しやすいという性質があり、使われなくなったガラスを特殊な手法で角を落とし、砂浜に撒いた」と高村さんは話します。また、ガラスの砂浜は湾の水質改善に繋がるだけではなく、綺麗で珍しい景色から、観光スポットにもなり多くの人が足を運ぶ場所となりました。結果、ガラスの砂浜の取り組みはより多くの人の目に留まり、大村湾の水質の問題などもあわせて多くの人に届くこととなりました。色とりどりのガラスを実際に見た子どもたちは「このガラスが海を守る取り組みとは思わなかった」と驚くほか、「もっといろんな海にばら撒いてほしい」という意見を発表していました。
外洋の東シナ海と内湾の大村湾の水質の違いは?科学実験で調査してみよう!
国立諫早青少年自然の家で、海水の科学実験を行います。これまで体験をしてきたエリアのうち3箇所(大村湾2か所、東シナ海1箇所)で海水を採取していました。
簡易水質測定器のパックテストを用いてリンや窒素、CODの数値をそれぞれの海水で比較しました。CODは化学的酸素消費量と呼ばれ、CODの値が大きいほど水中の有機物が多いことを示し、水質汚濁の程度も大きくなる傾向があります。この体験では、長崎総合科学大学の松岡先生、株式会社つくるのわデザインの瓜生さんが測定方法や、結果の比較方法などについて説明して下さいました。
まずは得られたデータと、あらかじめ用意していた東京湾の数値を比較したところ、CODの数値は東京湾よりも低いという結果が得られました。ただ、東シナ海と、大村湾のデータをみてみると、CODの数値はどちらも”汚い”とされる水質の基準値を下回っている綺麗な海と判断できる一方で、両者を比較するとそこまで大きな差はみられない、という結果が得られました。これは、今回海水を採取したエリアが限定的であることや、表層部のみの海水しか採取していないことなどが影響していると考えられ、比較として結論づけるようなことは言えない、と松岡先生は話しました。また、続けて「研究は仮説と検証を繰り返すもの、今度は自分でこんな調査をしてみたい、と思えるようになってほしい」と瓜生さんは話しました。「大学の研究でやっているようなことに近い調査、レベルの高いことを実践している」という松岡先生の言葉に、子どもたちは嬉しそうにしながら感想や気づきをメモに記していました。
2日間で学んだことをまとめよう!商品化で全国に
まずは班ごとに3日間で学んだことを話し合いながらまとめ、それぞれ感じたこと、そして伝えたいことを発表しました。見たもの、聞いたものは同じでも、感じたことや伝えたいことは様々で「ふたつの海は似ているところも違うところもあったけれど、繋がっているひとつの海を守るための取り組みが数多くあった」「未来の海を守るために家に帰ったらできることから始めたい」「公園や家の周りに落ちてるごみがあったら積極的に拾うようにする」など、このイベントを通して多くのことを学び、行動に移したいという前向きな言葉が多く発表されていました。
班ごとの発表を終えたあとは、個人でのポスター制作です!絵の先生でもある於保孝一先生にポイントを教えてもらいながら、伝えたいことを1枚にまとめます。「大事なのは”伝えること”。風景画のようにリアルさは追及する必要はなく、伝えたいモノやコトを強調した作品にすること」と於保先生は話しました。子どもたちが作ったポスター作品は金沢鮮魚の商品のパッケージになり、多くの人の手に届く予定です。それぞれ真剣に、思いを込めて作品制作に取り組んでいました。
参加した子ども・保護者からの声
・今は日本中の海が変化してきて魚が取れなかったりしているけれど、また元の海を取り戻そうと頑張っている人たちもいるということを学んだ。(参加児童)
・食害魚を利用して食品にすることなど命を無駄にしない取り組みがすごいと思いました。(参加児童)
・大村湾の汚れは海藻やアサリが綺麗にしているように、これまで海の生き物が海を綺麗にしていたのに、人や温暖化で海が変わってしまった。だからいろいろ海を守る活動をしないといけない。(参加児童)
・子どもが、やりたいことが満載の企画でした。漁師さんに直接質問できたり、シュノーケリングをしたり様々な海に触れたりと体験を通した深い学びに繋がっていたことです。これからの人生に、海を想い考える時大きく繋がってくる体験だったのではと感じました。(保護者)
・もともと海や海の生き物が大好きな子でしたが、広い海にはまだまだ知らないことがあることを知り、たくさんの職業があるということを感じたようです。確実に世界は広がり、職業としてだけでなく、趣味などでも海に関することは選択肢の中に入るようになったようです。(保護者)
・はえんかぜの役目や、温暖化での海変化などについて、マシンガントークをしてくれました。(保護者)
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクトinながさき
URL:https://nagasaki.uminohi.jp/
活動内容:県内企業・団体への「海と日本プロジェクトinながさき」への参加要請、海と日本プロジェクトinながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作、長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです