長崎県は、絶滅の恐れがある動植物についてまとめた「レッドリスト」を5年ぶりに改定しました。
県が改定したレッドリスト2022には、1449種が掲載されています。
このうち絶滅、または絶滅危惧種は924種で、8種増加し、野生生物が置かれている環境は依然厳しいとしています。新たに絶滅と判断されたのは、オヤニラミ(魚類)やカネヒラ(魚類)、コウヤワラビ(維管束植物)など15種です。
野生動植物の減少の原因について県は、開発や盗掘による生息や生育環境の変化、水田や草原の荒廃などをあげていて、対馬では特にツシマジカによる食害が目立っています。
一方で、ヘゴやリュウビンタイといった南方系植物の増加には気候温暖化の影響という見方もあり、手放しでは喜べないとしています。(KTNニュースから一部転載)