海の上での風力発電「洋上風力発電」をはじめとする海洋再生エネルギーなどを学ぶ拠点が10月1日、長崎市に誕生しました。
長崎大学の文教キャンパスに設置されたのは、「長崎海洋アカデミー」です。
洋上風力発電をはじめとする海洋エネルギー開発に関するカリキュラムを準備し、5年間で1600人の専門人材を育てる計画です。
アカデミーでは5つのコースに分かれて、洋上風力発電を生かしたビジネスや効率的な施工などを、座学や現地研修を通じて3日間かけて学ぶことができます。
県内では五島市沖の海域が海洋再生可能エネルギーの発電設備を優先的に整備できる促進区域に指定されていて、現在、洋上風力発電機が1基稼働しています。
研究環境が充実していることもあり、今回の開所につながりました。
今後、全国的に洋上風力発電の導入が進むと見られていて、日本財団は2030年に日本で必要となる海洋開発に関わる技術者は、現在のおよそ4倍以上となる8600人を超えると試算しています。
県は海洋再生可能エネルギーを県の基幹産業として支援していきたいとしていて、雇用の拡大につながればと期待を寄せています。
長崎海洋アカデミー [ Nagasaki Ocean Academy ]
〒852-8521
長崎県長崎市文教町1-14
長崎大学文教キャンパス 研究開発推進機構棟2階
TEL:095-800-2875 FAX:095-800-3017
■「長崎海洋アカデミー」 施設情報
所在地: 長崎大学 研究開発推進機構棟 2 階
対 象:社会人 ※将来的には 大学生向けカリキュラムの提供も予定しています
カリキュラム:洋上風力発電(総論コース、事業開発コース)、認証・保険・ファイナンスコース、基礎構造の選定と洋上施工コースなど、洋上風力発電に関する多様なカリキュラムを提供予定
設備: 講義スペース、実習スペース 、コミュニケーションスペース等
その他: 詳細は公式 ウェブサイト をご覧ください https://noa.nagasaki.jp/