長崎市の小学校で、「クジラ博士」による特別授業がありました。
長崎市は11月を「クジラ月間」と定め、クジラの生態や食文化をよく知ってもらうために特別授業を開いています。長崎市の愛宕小学校には、日本鯨類研究所の研究員・和田淳さんが訪れ、「クジラは汗をかかない。胸びれの中に血管があって体温を調節する」などクジラの生態について話しました。
体育館には世界最大のクジラといわれているシロナガスクジラの実寸大の絵が広げられました。体長は25メートルほど、体育館の端から端までの大きさです。
また、実際にクジラの本物の骨やひげを触わらせてもらい、授業を受けた6年生の児童たちはとても関心を持ったようで、 「大きいだけだと思っていたが、体の表面に模様があった」とか「食べる時に海の水ごと飲んでいると思っていたが、水だけ出して餌だけ食べることを初めて知った」などの感想を話していました。
愛宕小学校では、給食のメニューでも「クジラの揚げ物」を提供していて、児童たちはクジラの食文化に対する理解も深めていました。(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)