五島の海の安全を守ってきた巡視艇が代替わりし、五島海上保安署に2023年3月に就役した巡視艇「なるかぜ」がお披露目されました。
名前は五島列島の中央に位置する奈留島に由来しています。
全長20メートル、総トン数26トンで、時速55キロ以上での航行が可能です。
英語や韓国語、中国語など、様々な国の言語が表示できる「停船命令表示装置」や、暗視装置付きのカメラが搭載されています。
五島沿岸のパトロールや国境周辺の警備や密漁の警戒、海難救助などに当たります。
五島海上保安署 藤本雅治 署長は 「新しい装備で夜間監視能力をかなり高めておりますので、昼夜を問わず五島の安全を守るためにしっかりと「なるかぜ」が仕事をしてくれるものと期待しております」と話していました。
見学会に参加した人たちは職員から船の装備について説明を受け、「なるかぜ」の就役を祝っていました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)