長崎ならではの食文化「鯨(クジラ)」を気軽に食べてもらおうと、このほど、長崎県庁の食堂で鯨料理が期間限定メニューとして提供されました。
10月12日のメニューは、洋風鯨カツ丼とオニオンサラダ。カツには鯨の背中の部位・赤肉を使い、デミグラスソースで味付けしています。 サラダには鯨のしっぽ「尾羽」の部分「オバクジラ(おばいけ)」が使われています。 新型コロナの感染拡大で、外出自粛が続き、外食の機会が減っています。あわせて、クジラ料理を食べる機会も減っていることから、長崎県が「鯨の存在を身近に感じてもらおう」と、県庁内の食堂「シェ・デジマ」での提供を企画しました。
シェ・デジマのシェフ・坂本洋一さんが「部位によっての変化を楽しんでいただけるようなメニュー構成にした」と腕を振るった鯨料理。実際のお味は・・・?
「ん!肉厚でジューシーですね!鯨に全く臭みがないです。しかもデミグラスソースがからむとごはんに合いますし美味しいです」と取材したアナウンサーも太鼓判。
県庁の食堂で食べた人たちも、「牛肉みたいな感じで食べやすかったです」「(鯨が)サラダに入っていて、こんな食べ方もあるんだと思いました。おいしかったです」と満足げな表情を見せていました。(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)