レポート
2021.08.14

~「磯焼け」について学び考えよう~「GO!TO!五島うみキッズ」リポート②

五島市で小学生を対象に8月1日から3日まで開かれた「GO!TO!五島うみキッズ」。今回は、「磯焼け」をテーマに、子どもたちが学んだり、体験したことについて紹介します。

「GO!TO!五島うみキッズ」は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とが繋がる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で行うもので、ことしは五島市に小学5、6年生22人が集まりました。子どもたちは、盛りだくさんのプログラムを通して、五島の人々・自然に触れることで、海について楽しく学びました。

 

【五島の漁業と磯焼け】

初日、地元の仲卸業「金沢鮮魚」の金澤竜司さんから海の課題と解決のための取り組みについて聞いた子どもたち。五島市水産課の原龍文さんのお話も聞きました。

長崎県で獲れる魚の種類は日本一漁獲量も国内第2位を誇ります。そして、県内の漁獲量の4分の1は、ココ!五島市で獲れるんです

それでも、「人間がしっかり管理しないと、魚が海からいなくなるかも」と原さんは話します。

魚が暮らす「藻場」は、「海の森」と呼ばれ、産卵場であり、家でもある場所です。あわせて、二酸化炭素を減らす役割も担っています。子どもたちは、その大切な「藻場」が無くなっていく「磯焼け」の原因となる「藻を食べてしまう魚」を近づけないための網やハードルを設置するといった具体的な取り組みについても教えてもらいました。原さんは「漁師だけの力では足りないので、みんなにも海のサポーターになって欲しい」と話していて、子どもたちは原さんの言葉をしっかり胸に刻んだようでした。

 

【シュノーケリング体験と磯焼け調査】

「磯焼け」についてしっかりと学んだあとは、実際、海の中をシュノーケリング体験で覗いてみましょう。
ただし、その前に大事なのは「海のそなえ」。海で遊ぶ時には、必ずライフジャケットを着けること!身体に合ったサイズを選んで、しっかり正しく着用するように、とダイバーの中村拓朗さんに教えてもらいました。

ライフジャケットを身につけて、待ちに待った海へ!海中に藻がどのように生えているのか、そこでどんな魚が生活しているのか調査しました。普段見ることのできない海中に、子どもたちは「魚がたくさん!」「タコもイカもいた!」と嬉しそうに声をあげていました。

 

~次回は、子どもたちの「GO!TO!五島うみキッズ」学び体験したことの総まとめをリポートします!~

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