長崎の海のキッズサポーター 前田琥珀(こはく)さんを紹介します!
海のキッズサポーターは、海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深め海の未来を考える、海に興味・関心がある子どもたちのことです。
将来が楽しみな個性豊かな子どもたちの思いや活動をご覧ください。
琥珀さんは、海の生き物が大好きで、同じくキッズサポーターである妹の楓(かえで)さんと一緒に水族館のバックヤードツアーに行ったり、佐世保市の九十九島の磯の生き物調査に行ったりと、日頃から海に関するイベントに積極的に参加しています。
そんな琥珀さん、もっと長崎の海について知ろうと、日本財団が推進する海と日本プロジェクトの一環で行われたオリジナルイベント「大村湾ワンダーオーシャン調査隊2023」に参加しました!
大村湾は世界的にも珍しい閉鎖性が高い海域です。
一体どんな不思議がある海なのか調査で迫ります!
まずは水中ロボットを使って海の中を観察します!
1番早く完成した琥珀さんの班の水中ロボット、完成度も先生のお墨付きでした★
琥珀さんのリーダシップのお陰かな♪
今回の調査隊では、大村湾内3箇所(早岐瀬戸、ガラスの砂浜、大村湾漁協)で採取した海水を、簡易水質測定器のパックテストを用いてリンや窒素、CODの数値を比較しました。
その結果は、3箇所ともCODの値が8を示し、水質汚濁の程度が大きいことがわかりました。
大村湾は閉鎖性が高いため海水の交換が行われにくく、生活排水など周りの環境で汚染が進みやすいのです。
このことに琥珀さんは大きなショックを受けたと話します。そしてある思いが沸き上がりました。
「未来の大村湾がきれいになるよう貢献できることを探したい!」
最終日には、3日間で学んだことを班ごとにまとめて、みんなの前で発表します。
たくさんのことを感じた琥珀さん、付箋がどんどん増えていきます!
前日の水質調査でもわかった大村湾のCODの値の高さ。
これを解決するために、「ごみ拾いをする」「拾ったごみはリサイクルする」「生活排水を流さない」などたくさんの意見が出ました。
そして、一人一人が感じた大村湾への思いを一枚の絵に表現します。
制作途中を覗いてみると、琥珀さんとっても絵が上手!
実は絵画コンクールで入賞経験もあるんです★
その時も海の生き物を題材に絵を描いていましたよ(^^)/
そして完成した絵はこちら!!
大村湾への琥珀さんの強い思いが感じられる素晴らしい作品ができました☆彡
今回のイベントに参加し、海の現状にショックを受けながらも、自分にできることは何かを真剣に考えた琥珀さん。
将来はキャビンアテンダントになって世界中を飛び回り、世界の海を見比べたい!と語ります。
持ち前の探求心と行動力を活かし、世界規模での活躍を期待していますよ(^^)/