長崎の海のキッズサポーター 前田楓(かえで)さんを紹介します!
海のキッズサポーターは、海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深め海の未来を考える、海に興味・関心がある子どもたちのことです。
将来が楽しみな個性豊かな子どもたちの思いや活動をご覧ください。
楓さんは、海の生き物が大好きで、同じくキッズサポーターである姉の琥珀(こはく)さんと一緒に水族館のバックヤードツアーに行ったり、九十九島の磯の生き物調査に行ったりと、日頃から海に関するイベントに積極的に参加しています。
そんな楓さん、もっと長崎の海について知ろうと、日本財団が推進する海と日本プロジェクトの一環で行われた大村湾ワンダーベイプロジェクトのイベント「大村湾海洋ごみ調査隊2023」に参加しました!
大村湾は世界的にも珍しい閉鎖性が高い海です。
このイベントでは、船の上から大村湾内の漂流ごみの観測調査をして、大村湾の海洋問題について学びます。
まずは、海底ごみの現状をプロのダイバーさんに教えていただきます。
この日ダイバーさんが実際に潜って回収してくれた海底ごみは、お菓子の袋やたばこのケース、お酒の缶など様々。
こんなにたくさんあることに楓さんもびっくり!
海底ごみの実態を踏まえ、楓さんたち調査隊メンバーは大村湾の沖合へと船でむかいます。
大村湾の漂流ごみにはどんなものがあるのでしょうか? 早速調査スタートです!
回収したごみは、タブレットの専用アプリを使って詳細を記録します。
この日発見できた漂流ごみは、発泡スチロールのかけらや流木など、なんと3点だけ!意外でしたね~
実はこの調査の前に北風が4日間ほど吹いていて、それによって沖合のごみが南の方に流されていたのではないかということです。
本当ならもっとたくさんのごみが漂流していたのかも!?
およそ2時間の調査を終え、時津港に戻った楓さんたち調査隊メンバー。
今度は海岸での漂着ごみの調査です。
沖合とは打って変わってごみがいっぱい!
あまりの多さに楓さんも驚きを隠せません。
そのほとんどがお菓子の袋や飲料水のペットボトル、缶などの生活ごみでした。
最後に今回の調査のまとめ、ワークショップを行いました。
一人一人がレポート用紙に書き込み、それをグループごとに1枚の模造紙にまとめます。
今回見つかったごみのほとんどが生活ごみだったことから、解決方法として「ごみを海や川に捨てない」「積極的にリサイクルに出す」などの意見が出ました。
楓さんは「今日学んだことを友達に教えて、友達にも取り組んで欲しい」と話します。
今回の調査を通し、海の魅力や課題を再発見した楓さん。
今度はお姉さんの琥珀さんも参加した海と日本プロジェクトのオリジナルイベントに参加し、もっともっと海の生き物や環境問題について学びたい!と意気込んでいます☆
楓さんのこれからの活躍が楽しみですね(^^)/