レポート
2020.07.02

固定式刺網漁業操業中における海洋プラスチック ごみ等の回収~長崎市三重漁業者青年部の取り組み

海ごみ ゼロ!をめざして~ 

日本財団 海と日本プロジェクト「Chaange for the Blue」環境省 「プラスチック・スマート」キャンペーン

海ごみゼロアワード2020 アクション部門に応募された長崎県の取り組みをご紹介します。

 

長崎市の新三重漁協では、年間を通して刺網漁業がおこなわれています。

刺網漁業とは 魚が通過する場所に、固定式の網を張って、魚を網目に刺したり、

絡ませたりする漁法のことで、網は水深100m程の場所に設置されます。

この網を揚げる際、大量のごみ(特にプラスチック類など)が掛かり操業の支障になっていました。

① ③

そこで、長崎市三重漁業者青年部のみなさんはこれらごみを全て回収し、処分する取組を始めました。

操業中の作業なので時間と手間がかかりますが、ごみを減らし、豊かな海を守りたいとの思いから、

平成30年度からこの活動に取り組んでいます。

⑤ ⑥

<ごみ回収作業の手順>

○15時頃、水深100m以浅の漁場に刺網を仕掛ける

○翌朝6時頃、網揚げを開始。魚とともにごみが上がってくる

○まずは魚の鮮度を低下させないように、手早く網から外して魚槽内に入れる。

○網に絡まったごみを外す。帰港後、これを陸上の回収ボックスに入れる。

○ごみを産業廃棄物処理業者へ渡し、適正処分を委託(処分費は青年部の自己負担)

④

この取組みを地域全体、そして長崎県全体へと広めていきたいと考えています。

今後も当活動を継続し、皆さんにも海中ごみの現状を知って貰いたいと思います。

 

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