まだまだ冷たいものが恋しい暑さが続いていますが・・・このたび、長崎の海をテーマにしたアイスができた!!ということで・・・さっそく、食べてみました☆
その名も「長崎の海アイス」、しかも「あおさ&塩」味!?むむ。これは、どんな味なのか、気になるところ。
パッケージはブルーベースで爽やか。たくさん並んでるとカワイイ、写真を撮りたくなります。
あけてみると・・・お。うすーいグリーン。しゃくしゃくとしたアイスを一口・・・む。すぅーっと軽やかに溶けてしまう口触り。うん、確かに塩。あとでじーんわり、磯の香り。食べ進めていくと、確かに「あ。あおさ・・・」と頭の中に長崎の青い海の光景がぶわーっと広がります。コレは、目と舌と、そして思い出で楽しむアイスと言えるでしょう。
それにしても、この食感・・・長崎人には、そして長崎を訪れた人には「これこれ!」と嬉しくなる前田冷菓さんの作。長崎の観光地では「チリンチリンアイス」として知られるあのしゃくしゃく冷たい食感です。前田冷菓さんは1960年創業。昔ながらの屋台で販売するスタイルと、当時のレシピと製法を今も大切に守っているそうで、眼鏡橋のたもとやオランダ坂、時にはイベント会場などで見かけるとつい、「おばちゃんー」と買ってしまう長崎のソウルフードですね。
でも、このごろはコロナの影響で長崎への観光客が減っていることを受けて、前田冷菓さんでは県産品にこだわった新商品の開発やインターネットを使った通信販売に力を入れているとのこと。
そこで!「子どもたちに海を感じてもらえるアイスを作ろう!」と始まったこちらの取り組み。ワカメ、イセエビ・・・と長崎の豊かな海の幸を材料に開発に取り組みますが・・・磯の風味が強すぎて、なかなか簡単にはいかなかったそうです。
ようやく、これだ!!と見つけたのが、平戸・度島のあおさでした。
度島のあおさ漁は、いまや高齢のご夫婦だけとなっていて、せっかく栄養豊富でおいしいあおさを獲っても販路もままならない状況でした。また、あおさが海岸に堆積すると、ヘドロ化して水質悪化の原因にもなるそう。このあおさをアイスの材料に使うことは「地元の漁師の応援!」&「水質改善!」という海の問題解決につながるというメリットがあります。
さらに、アイスの甘さを引き立たせるのに「五島灘の塩」をプラス。甘すぎず、磯の香りが強すぎず・・・でも、塩のピリッとした味が、海を思い出させてくれる・・・そんな「長崎の海アイス」が5か月の試行錯誤の末、完成しました!
アイスは、1個300円(税込)。長崎市田中町にある前田冷菓の直売所で購入することができます。
(チリンチリンアイスにも早く会いたいな☆)