五島列島福江島。海の玄関口、福江港から北へ車でおよそ30分走ると
小さな集落・半泊があります。
半泊に生まれ、80歳を超えてなお漁師をする宮川喜一(きいち)さん。
五島の海に生きる宮川さんの人生を見つめます。
宮川さんは、父のあとを継ぎ、漁師になりました。8歳の時、五島の海で生きていくことを決めたのです。
夏場は、伊勢えびを。冬場はアラを狙います。市場(しじょう)では常に高値で取引されます。宮川さんは、腕利きの漁師です。
宮川さんは86歳になり、船を下りました。
家族の心配を受けて、漁師をやめたのです。
80年も、海に生きてきた宮川さんにとって、船を降りることは、とても大きな決断でした。
私ほど漁した人はおらんとたい・・・・ と宮川さんは話します。
宮川さんの人生はこれからも海とともに続いていきます。
海と日本プロジェクトinながさきは日本財団が推進する海と日本プロジェクトの取組の一環として行われています。
これからも海とともに生きる皆さんをご紹介していきます。