海面に浮かぶゴミを効率的に回収する新型の船が開発されました。油の流出事故にも対応できるスグレモノの船はコンパクトで陸上輸送もできます。20年以上かけて開発された「水面浮遊物回収船」です。
6月6日、西彼杵郡時津町で完成した船の実証試験が行われました。
この船は、長崎市で船舶の設計などを手がける実用技術研究所が県産業振興財団から
委託を受けて開発しました。
最大の特徴は、止まっていても、後ろに下がってもゴミを回収できるところです。
これまで回収できなかった網目をすり抜ける小さなゴミや、油などの液体も集めることが
できるため、船の油流出事故にも対応できます。船のサイズは全長5.5mとコンパクトで、
海上を移動しなくても大型トラックなどで目的地まで簡単に運べるところも機能的です。
船は今後、正式に製品化され、研究所が販売する予定です。