マリンレジャーのシーズンを前に、長崎市の海水浴場で水難救助訓練が行われました。
去年は1万6千人以上が海水浴を楽しんだ、長崎市の伊王島海水浴場です。
訓練は7月11日の海開きを前に、長崎海上保安部と水難救済会が合同で行い、海水浴場で監視を担当するアイランドナガサキのスタッフ5人が救助法を学びました。
こちらは、水上バイクやボードを使って、2人組で溺れた人を救助します。
訓練を受けたスタッフ「今までの水上バイクの扱い方とはまた違った動きもしているので、新しい水上バイクの使い方を学ばせてもらった」
KTN記者 「今から、このパドルサップボードを使った救助を体験します」
波乗り用のボードを使っての救助です。
溺れた人にボードにつかまってもらい、救助する人がそのボードをひっくり返すことで助け上げます。
長崎県内では、去年(2019年)1年間で釣りや遊泳などでの海の事故が21件発生していて、3人が死亡しています。
長崎海上保安部の担当者 「1人で海に入らない 2人以上で入る、子どもから目を離さないということと、ライフジャケットを着けるとか、浮力のあるものを持っていくことで、水難事故は大幅に防げる」
溺れた人を助けに行って巻き込まれるケースも多く、海上保安部では、救助にあたる際はライフジャケットの着用など、まずは自分の安全確保をと呼びかけています。