海に流れ出るごみを減らそうと、長崎市中心部の中島川一帯で清掃活動が行われました。
清掃活動には、約50人のボランティアが参加し、長崎市の観光地・眼鏡橋を中心に中島川沿いの通りに落ちているごみを拾いました。
この活動は、日本財団と環境省が春と秋に定めた「海ごみゼロウィーク」の一環で、全国各地でこのような清掃キャンペーンが行われています。
「海ごみ」と川周辺の清掃・・・つながりがないように見えますが、実は、海ごみの約8割は路上に落ちているごみが川や水路から流れ込んだものです。そして、海に流れ出るごみの量は世界中で年間約800万トンと推計され、日々増え続けています。
一見きれいなまちでも30分ほどかけてごみ拾いをすると、タバコの吸い殻やビニールなど様々なごみが見つかりました。
参加した人は、「きれいになっていくのは気持ちがいいと思った。なるべくごみが落ちていたら拾いたい」とか「ごみはきれいなまちだからこそ目立つと思う。自分自身ごみを出さないようにすることと、気づいたら回収していくことが大事」などと話していました。
また、長崎市環境部の北嶋寛部長は、「今まで環境活動は苦しいとか辛抱しながら取り組むというのがあった。(長崎市では)楽しくかっこよく、得するキャッチフレーズで取り組もうとしている」と新しいスタイルでの取り組みを説明しました。
海ごみゼロウィークのブームアップでも、海を守る意識を高めてほしいという願いを込めて、眼鏡橋を美しい海を表すブルーにかっこよくライトアップしました。
「春の海ごみゼロウィーク」は6月12日までです。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)