海を汚染する原因の一つとして注目されているプラスチックごみについて学ぶ出前授業が、諫早市の伊木力小学校でありました。
テーマは「海洋プラスチックごみを削減しよう」。NPO法人長崎海洋環境研究会の山中孝友さんを講師に、5年生13人が2回の授業を通して、海の環境問題を考えます。
授業で、山中さんは「ペットボトルをほったらかしていると何年でなくなるか?」と子どもたちに問いかけました。
「400年!ペットボトルは、ほったらかして完全になくなるまでに400年かかる・・・早くなくならないから、いつまでも長くいるから、流しちゃだめなんだね」と続け、子どもたちはプラスチックごみが海や海の生物、そしてヒトに与える影響を学び、どうしたら自分たちが使うプラスチックを減らせるか一緒に考えました。
授業を受けて、子どもたちは「プラスチックを使い過ぎて魚が食べて死んでしまっているというのが悲しかった」「1個でも多くのプラスチックごみを減らしていきたいと思った」と話していました。
伊木力小学校では総合的な学習の時間で大村湾など海の環境を守るための勉強に力を入れています。先月は、地元の漁師に協力してもらい、魚のすみかとなる海藻の「アマモ」の種を大村湾にまきました。その時の体験や今回の出前授業で学んだことを元に、子どもたちは海の環境を守るためにどうすればいいのか、今後、校内で発表することにしています。(KTNテレビ長崎のニュースを一部転載)