長崎市の長崎魚市で1月5日朝初競りが行われ、威勢のいい掛け声が響き渡りました。
2023年の年初めは、まき網船の休漁期間と重なった関係で、2022年を大きく下回る30トンの入荷となりましたが、縁起物のマダイに1キロ当たり5千円の高値がつくなど、幸先のいいスタートとなりました。
ほかにも五島で獲れたマグロやブリなど約250種類の魚が並びました。
長崎魚市によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大が一定落ち着きを見せ、外食産業からの高級魚の需要が高まったことで、長崎魚市場で取り扱う魚の単価はコロナ前の水準に回復しつつあるとのこと。
長崎魚市 山内 一馬 さん は「長崎の魚が、適正な価格でおいしく食べていただくというのは嬉しく思う。生産者のためにも、単価が上がっていくのはうれしい」と話していました。
また、初市式には、長崎県の大石 知事や長崎市の田上 市長など約80人が出席。
長崎魚市の多田 聖一社長は「気候変動により水産業を取り巻く環境は不透明さを増しているが、水産業の発展に向け引き続き努力していく」と話していました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)