水産県・長崎の復活を目指し、環境にやさしい魚の完全養殖のシステム作りを進めている長崎大学は長崎市高島で2024年3月から稚魚の飼育を始めています。
海洋未来イノベーション機構の征矢野 清 機構長は
「海外に出していくことを目指しています。海外では安全安心、環境に配慮した魚を作らないと買ってもらえない」と話していました。
長崎大学は行政や企業と連携し、養殖業に最新のデジタル技術を導入することで省力化を図り、環境にやさしい管理型の完全養殖のシステム作りを目指しています。
征矢野教授は、長崎市高島にある市の水産施設を再整備し2024年3月から稚魚の飼育を始めたと発表しました。2年から3年後の採卵を目指しています。
プロジェクトでは今年から新たに次世代を担う若者の育成を掲げ、大学生の実習などのために宿泊や研修施設の整備も進めていきたいとしました。
高島産の種苗のふ化、飼育を目標にしていて「JAPAN鰤」として世界に販路を求めるためすでに市場調査にも着手しているということです。
【4月11日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載】