長崎市消防局によると、長崎市と西彼・時津町、長与町では2020年に水難事故が23件ありました。合同訓練は、こうした事故の際に、消防と海上保安部が協力して海や川での水難者をよりスムーズに捜索できるようにすることが目的で、今回は3年ぶりに行われました。
ロープを使って海底に潜る訓練では、消防局の水難救助隊が険しい表情を浮かべていました。市消防局の石川論顕 さんは「何回か訓練に参加しているが、最初からきついなという感じ」と話していて、長崎海上保安部は、この合同訓練で消防と連携を深めることで、広域の海面を素早く捜索できるようになると期待します。
一方、市消防局側も 「コロナ禍で、海上保安庁との合同訓練ができていなかったが、一緒に訓練ができて充実した訓練になった。こうやって連携訓練を通して、海上保安庁の方々とお互いにいい経験ができればと思う」(山﨑太樹 さん)と手ごたえを感じているようでした。
(KTNテレビ長崎ニュースより一部転載)