五島海上保安署に配備される新しい巡視艇「なるかぜ」の進水式が、12月8日に長崎市の長崎造船で行われました。
海上保安庁の船の中では最も多いタイプの「20メートル型巡視艇」で、時速55キロ以上のスピードが出て、小回りがききます。
また、夜間監視の設備もあり、港内や沿岸海域での海難救助や密漁の取締りなどを担います。
「なるかぜ」には感染症に対応する隔離設備もあり、二次離島からの新型コロナ患者の搬送への期待も寄せられています。
第七管区海上保安本部 島谷 邦博 本部長は「朝鮮半島や中国と国境を接しているので、国境管区として国境の監視、警戒を徹底していきたい。まさに五島は国境管区の警備の最前線ですので、なるかぜが非常に活躍することを期待している」と話していました。
「なるかぜ」は、2022年度中の就役を予定していて、五島海上保安署に配備されます。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)