橘湾で発生した赤潮によって大きな被害を受けた養殖事業者が、「海鮮丼」を販売しました。
長崎市の伝統柑橘「ゆうこう」をエサに育ったゆうこうマダイとヒラスが入った海鮮丼。
長崎市戸石地区の2つの養殖事業者が出資する鮮魚店が、市役所前のイベント会場で販売しました。
戸石地区を含む橘湾では、7月末から8月にかけて赤潮が発生し、たちばな漁協管内の被害額は約9億円にのぼります。
店では養殖事業者の収入のひとつとして海鮮丼をイベント会場や企業を対象に販売しています。
海鮮丼は今回の赤潮ではシマアジがほぼ全滅したことから、わずかに残ったマダイがメインになっています。
昌陽水産 長野陽司 社長 にインタビューしました。
「自分たちも従業員を抱えていて、赤潮で魚がいなくなって仕事がなくなるという状態の中、こういうイベントや企業向けの海鮮丼(販売を)できることによって自分たちもちょっとは足しになるかと思い、することを決めた」
関係者は「ゆうこうブランドの価値を維持できるよう弁当の販売などでPRを続けたい」と話しました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)