長崎県西海市に本社を置く大島造船所と長崎県は脱炭素化社会の実現や造船関連の人材を確保しようと連携協定を結びました。
締結式は大石知事や大島造船所の平賀英一社長が出席して行われました。
連携協定では脱炭素社会の実現に向けた県内の造船関連産業の振興や造船業の魅力を発信して人材の確保につなげることを盛り込んでいます。
長崎県 大石賢吾知事は
「県内企業へも波及させて本県内でカーボンニュートラルに対応した県内サプライチェーンの形成を促進をしていきたい」と話していました。
大島造船所は三菱重工から2022年に引き渡しを受けた香焼工場で次世代燃料船の建造をさらに進める方針で、そのためにも優秀な人材の確保が課題でした。
大島造船所の平賀英一代表取締役社長は
「長崎県の組織力・知見をお借りして人材の育成・確保・当社をはじめとする県内造船業界の活性化、これが図られることを期待している」と話しました。
県は子供達を対象にした造船所の見学会などを通して業界の発展につなげたいとしています。
【6月12日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載】