西海市江島沖で洋上風力発電の施設を設置することになり、7月29日に事業所の開所式が開かれました。
設置企業は3000億円を超える経済効果を見込んでいます。
西海市大瀬戸町で行われた「みらいえのしま」の開所式には杉澤市長など約50人が出席し、事業の安全な推進を願いました。
「みらいえのしま」は住友商事と再生可能エネルギー事業を専門とする東京電力リニューアブルパワーが出資する合同会社です。
西海市江島沖に着床式の洋上風力発電28機を設置し、再生可能エネルギーを企業に販売します。
発電量は一般住宅の約30万世帯分にあたるということです。
国は洋上風力発電機の設置を推進する「促進区域」を全国に10カ所指定していて、江島はそのうちの1つです。
「みらいえのしま」は洋上風力発電の建設と運営を地元企業と協力しながら進めたい考えです。
島田茂東 社長は
「県内の方々に風力発電を知ってもらい、将来『働いてみたい』と来てもらって、一緒に20年、30年事業ができれば。若い方々とやりたい気持ちがある」と話していました。
「みらいえのしま」は発電施設の建設と運営、そのほかの事業もあわせて30年間で、のべ2万1046人の雇用創出と、3206億円の経済効果を見込んでいます。
2025年1月に着工し、2029年に運転を開始する予定です。
【7月29日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載】