五島市富江町の富江漁港で、漁業者が山から切り出した木の枝をロープで束ねた、五島市の名産水イカの産卵場所「いかしば」を作る作業が行われています。
五島は「水イカ」と呼ばれるアオリイカの漁場ですが、磯やけなどで産卵する藻場が少なくなっていることから、十数年前から海藻の代わりに、「いかしば」が設置されています。
この日も産卵に適した水深10メートル前後の場所に、次々といかしばを沈めていました。
産卵のピークは主に5月から6月にかけてで、約20日でふ化し、1年後には体長40センチ、体重2キロ前後まで成長します。
いかしばの設置は5月いっぱい島内各地で行われます。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)