直木賞作家の今村翔吾さんが、長崎が舞台の一つとなっている新作の歴史小説を発表し、このほど長崎市で講演会を開きました。
最新作「海を破る者」はモンゴル帝国の「元寇」がテーマの歴史小説で、長崎も舞台の一つとなっています。
今村翔吾さんは
「読んでいない人にネタバレするのはよろしくないので、1個だけ言うとクライマックスは長崎の(松浦市)鷹島」と話していました。
様々な歴史小説を世に送り出してきた今村さん。
「歴史を学ぶことは、未来を見ること」と話します。
今村翔吾さんは
「僕たちがやっていることって絶対過去のどっかの誰かがやっている。同じような失敗をして乗り越え方を知っているんで僕たちはそこから学んでいくべきなんですね」「事実を調べるのが学者とするならば、そこにあったかもしれない気持ちや思い、笑顔や涙を添えて物語にしていくのが僕」「今後も小説に長崎を登場させていきたい」と話していました。
【6月10日放送 KTNテレビ長崎のニュースから転載】