長崎市飯香浦町では、夏休み初日に子どもたちが海岸に集まり、科学教室「海の生物観察会」が開かれました。
このイベントは、海の生き物に興味を持ってもらおうと長崎市科学館が毎年、夏休みに行っているものです。
講師は海や川の生き物に詳しい長崎大学の非常勤講師・宮崎 勉さん。7家族14人が参加し、岩場や波打ち際でカニやエビなどの生き物を探しました。子どもたちは網に入った生き物の名前を宮崎さんに尋ね、「(参加して)魚とかの種類を知れたのでよかったです」と笑顔を見せていました。
また、観察会では、アサリを使った実験にも取り組みました。
小さな水槽に米のとぎ汁を入れ、アサリを数時間入れておくと・・・観察会が終わる頃には、水の濁りは薄くなりました。アサリも海をきれいにしてくれることが分かる実験です。
宮崎さんは「(観察会の)一番の目的は自然に親しむということですよね。そして海岸の生き物に興味を持ってもらう。どんなところにも生き物が精一杯、頑張って生活をしている事を実感してもらいたい」と話していました。
観察会の終わりには、みんなで海岸の掃除をしました。参加した人たちは、これからも綺麗な海で生き物たちが暮らせるよう心を込めてゴミを拾っていました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)