長崎市の中心部を流れる中島川で、9月23日、7組の親子が参加して、水質調査が行われました。この調査は、生活協同組合ララコープのSDGsの取り組みの1つです。
参加者はまず、環境カウンセラーで、ながさきホタルの会の小川保徳会長に、川の中の生物について教えてもらいました。小川さんは、「魚とかエビとかカニだけでは、川の汚れ具合を判定することはできません。(きれいな川には)石の裏にカゲロウ類とかトビケラ類がいます」と説明。子どもたちはさっそく、石の下や、石と石の間などにどのような生き物がいるか探してみます。
中島川は1982年(昭和57)の長崎大水害で氾濫したことを受け、改修工事が行われました。川幅を広げ、護岸も石積みのように見えますが、実際はコンクリートに石を埋め込んで造られています。それでも川の清掃や幼虫の放流など、ながさきホタルの会の活動で桃渓橋付近まではホタルが飛ぶようになっています。
主催したララコープの堀憲以子 さんは 「子どもたちに残せるものっていうのは環境」だと話していて、子どもたちも「海につながる川の水質向上も大切」だと気づいた様子でした。
(KTNテレビ長崎ニュースより一部転載)