濁った池の問題を長崎で培われた技術で解決に導きます。諫早市の高校で生徒たちが池の水質改善に取り組んでいます。
諫早市の諫早高校に隣接する「御書院」です。
庭園の池は毎年アオコが大量に発生するため緑色に濁っています。この問題”を解決しようと、諫早高校で特別授業が開かれました。
教壇に立ったのは水質改善の装置などを開発している長崎市の「エビスマリン」の社員です。
アオコ発生のメカニズムやどうすればアオコを除去できるかなどを説明しました。
エビスマリンの寺井 良治取締役会長は
「『流れる水は腐らない』と昔から言われている。要は水をかき回せば元気になる。腐った水も、水を動かせばきれいになる」と話しています。
写真は「エビスマリン」が開発した水流発生装置です。人工的に水流を発生させ、酸素を行き渡らせることで水質の悪化を防ぎます。
「アオコウォッチャー」は超音波でアオコを落とすロボットです。
生徒は「(池が)きれいにならないかなと思っていたので、こういう機材があると知って素晴らしいと思った」とか「誇らしく思った。きょうの授業を聞いて。ほかの県の人にも見てもらいたいと思った」と話していました。
今後は水質改善の技術をどのように応用できるかなどについて、生徒たちは授業の中でアイデアを出し合うということです。
【6月14日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載】