佐世保市の早岐瀬戸では2月、ワカメ漁が解禁されました。
専用の道具を使って天然のワカメが次々と水揚げされています。
春の訪れを告げる佐世保市・早岐瀬戸で採れた天然ワカメです。
2月1日、ワカメ漁が解禁されました。
大村湾と佐世保湾をつなぐ早岐瀬戸は潮の流れが速いのが特徴で、急流にもまれながら育ったワカメは肉厚で良質だということです。
ワカメ漁師 財津恵之さん(82)は
「今年は少ないけど大きいものが採れるようになった、ワカメ自体は柔らかくて美味しい」と話していました。
漁は長さ4.5メートル程の竹ざおの先端に金具を付けた「芽の葉巻き」と呼ばれる道具でワカメを巻きとります。
30年ほど前は漁師はおよそ30人いましたが、今では財津さんを含め5人ほどに減りました。
財津さんによると「酢味噌で食べたほうが一番美味しい、茎は佃煮にして食べたらいい、みんなに楽しんでもらうために採っている、早岐のワカメをみんな待ってくれている」ということです。
早岐瀬戸のワカメ漁は3月中旬まで続きます。
(2月27日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)