なり手不足や高齢化など課題を抱える漁業に親しみを持ってもらうため、大村市の小学生たちが漁師の仕事を体験するイベントが開かれました。
今回体験したのは鈴田小学校の5年生34人です。
大村湾の課題解決や魅力を発信する、日本財団の海と日本プロジェクト「大村湾ワンダーベイプロジェクト」の一環で漁師の仕事を体験します。
沖に出ると、全員でおよそ6万匹のナマコの赤ちゃんを海に放流しました。
ナマコはおよそ2年で出荷できるほどの大きさに成長します。
子供たちは大村湾での漁の様子や、獲れたての魚やカニを見て漁師の仕事を学びます。
大村湾東部漁協には30人の漁師が所属していますが平均年齢は70歳を超えています。
イベントは、高齢化やなり手不足という課題がある中で、子供たちに漁師に興味を持ってもらうことも狙いの一つです。
体験した子供たちは「漁師をやりたい、海をきれいにして魚がもっと来るようにしたい」と話していました。
子供たちは、港周辺のごみ拾いも行って、きれいな海を守ることも誓いました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)