自動販売機は、長崎市五島町の県漁業協同組合連合会が本部前に設置し、3月31日から販売を始めました。購入できるのは、長崎県産のマダコや剣先イカ、季節の魚ヒラメの刺身など。新型コロナの影響で水産品は飲食店での消費が落ち込ちこんでいて、自動販売機設置は「食卓で楽しむ」という新たな消費スタイルに対応しようというのが狙いです。
商品は、鮮度を保つため魚市そばの加工場で急速冷凍され、自動販売機の中ではマイナス20度で保存されています。
試食した記者は、「色もきれいなヒラメのお刺身をいただきます。歯ごたえもあって、そして甘みもあって、すごくおいしい」とリポート。
長崎県漁業協同組合連合会の米田拓郎係長は、「外出しにくい、買い物もできないということで、非対面で長崎の魚を買ってもらおうと設置した。旬の魚を使った自販機に今後していきたい」と話しています。
冷凍の刺身は500円から800円で、4月末までは設置記念のキャンペーンで全商品100円引きで購入できます。県漁連は、売れ行きなどを見ながら県内のほかの場所へも自動販売機の設置を検討したいとしています。
(KTNニュースから一部転載)