諫早湾干拓事業の潮受け堤防内側にある調整池の生態調査が、2月2日に行われました。冬季の調査は、今回が初めてです。
調査は諫早市が行ったもので、今回は調整池内で刺し網などを行ったほか、調整池に流れ込む本明川などで魚礁調査を約3時間かけて、実施しました。その結果、ヘラブナ42匹、テナガエビ89匹、ドンコ1匹、シジミ2個を確認したということです。
市は、諫早湾干拓事業の調整池を「重要な地域資源」と捉え、釣りスポットを含む様々な可能性を探ろうと、2013年度から年に1度の調査を始めました。
これまでは夏や秋に行っていましたが、6回目となった今回は、初めて冬に実施しました。
市は「底質については臭気もなく汚泥の堆積も確認されなかった」とし、今後も利活用の可能性を探りたいとしています。(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)