アメリカ海軍佐世保基地や海上自衛隊などがある長崎県佐世保市で海上保安部や警察などが合同で、テロ対策訓練を行いました。
訓練には、海上保安部や警察など14の機関から約70人が参加しました。
佐世保港に停泊するクルーズ船に対し爆破予告があったとの想定で行われ、海上保安官と警察官が乗客を避難誘導したり、テロリストを取り押さえ、爆発物を処理する手順などを確認しました。
また、海上の訓練では、小型船で逃げ回るテロリストを巡視艇やゴムボートで追跡、威嚇射撃で追い詰めるなど有事に備えました。
佐世保海上保安部 警備救難課 上原和菜子課長は「関係機関との情報共有、情報交換が常日頃から重要。関係機関と連携して隙のない対応を今後深化させたい」と話していました。
新型コロナウイルスに関する入国制限の緩和や、2023年5月には長崎市でG7サミットの保健大臣会合もあり水際対策の強化が必要です。
訓練の参加者は改めて関係機関との役割分担や連携の重要性などを確認していました。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)