県内各地で、新年を迎る準備が続いています。
五島市の久賀島ではお歳暮や正月用のクルマエビの出荷作業が行われてます。
蕨地区にある「拓水 五島事業場」では、水揚げしたばかりのクルマエビを1尾ずつ丁寧に箱詰めしていきます。
春先に産卵・ふ化させたクルマエビは体長20センチほどに成長し、この日は10人でおよそ400キロを水揚げしました。
拓水五島事業場 谷合啓介場長に話を聞きました。
「外海の海水温が高すぎて、どこもダメージがでかかったんじゃないですかね」
「夏場よりも今の、この水温が下がったときのクルマエビの方がおいしいと思います」
五島のクルマエビは色味がよく、身がぷりぷりとしていて、鮮度、味ともに評判が高く、主に関東や関西などに出荷しています。
年々、電気代や資材が高騰していて、去年は値上げに踏み切りましたが、今年は価格を据え置きました。
今シーズンはおよそ55トンを出荷予定で、作業は暮れの12月27日ごろがピークとなる見込みだということです。
【12月22日放送 KTNテレビ長崎のニュースから転載】