ホタルが飛び交う環境を目指して6月15日に長崎市の川沿いで清掃活動が行われました。
長崎市の中心部を流れる中島川上流の御手水川です。
校区内の伊良林小学校の子供たちが毎年この川で種ボタルを採取し、卵をかえして幼虫を育て秋に放流しています。
児童の活動を支える伊良林小ホタルの会が清掃活動を呼びかけ、教師や保護者など十数人が参加しました。
伊良林小学校ホタル委員会担当の百岳仁美先生は
「来年もきれいに(ホタル)が飛ぶようにホタル委員会の児童と一緒にこれから(幼虫の)お世話を頑張っていきたいと思う」と話していました。
1982年7月23日の長崎大水害では、伊良林小校区内でもあちこちで浸水や土砂災害が起き、児童3人が犠牲になりました。
当時のPTAは慰霊のために、荒れ果てた川を再びホタルが飛ぶ川に復活させようと大水害の翌年からホタルの飼育に取り組みました。
清掃に参加した人たちは2024年もホタルが飛び交うことを願い、川沿いの遊歩道の草取りに汗を流していました。
【6月15日放送 KTNテレビ長崎のニュースから一部転載】