ICT・情報通信技術を活用し、魚の養殖管理を遠隔で行う実証実験が5月25日、五島市で公開されました。
こちらの養殖場の生けすには約3700匹のヒラメが泳いでいて、設置したカメラで24時間 魚の様子や水質などを確認できます。
五島市の養殖場で進められている ICT 情報通信技術を活用した実証実験です。
五島市では養殖業に携わる人の高齢化が進み、将来の担い手不足が懸念されています。
そこで、少人数でも安定して生産できる体制を実現しようと、養殖業者と通信大手KDDIなどが協力し 実験が行われています。
これまではスタッフが手作業で1日に3回餌をやっていましたが、現在はスマートフォンで餌の量や与える時間を設定するだけでよくなり、従業員の負担軽減につながっているといいます。
さらに・・・
「(魚の)成長率は、当初 予定しているより相当いい。今のところ月間 2.5倍のペースで成長している」(五島ヤマフ・久保聖徳養殖場長)とのことで、養殖業者は今後は、設備を増やし、出荷数も増やしたいと意気込んでいます。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)