高級魚である「シマアジ」を長崎市の新たなブランド魚として全国の人に知ってもらおうと、養殖場などをめぐるツアーが行われました。
ツアーに参加したのは関西からの13人のツアー客です。長崎市の牧島から漁船に乗り込み、橘湾へ出発!!
数分後、沖に出ると、養殖場のいけすが見えてきました。
養殖されているのは高級魚で、「アジの王様」とも言われるシマアジです。
このシマアジは長崎の特産品で伝統柑橘「ゆうこう」をエサに育った、「戸石ゆうこうシマアジ」です。
昌陽水産 長野陽司 社長 は「ゆうこうという柑橘のしぼりかす、それを与えることでどぎつくない脂。お年寄りからお子さんまで食べやすく育っている」と話していました。
4年前にこの会社が市内で唯一、シマアジの生産を始め、現在は6万匹を育てています。
このツアーは、魚がおいしく、獲れる魚の種類が日本一の長崎を知ってもらおうと、長崎市などが旅行会社と企画しました。
さらに、参加者は刺身やあら煮など、シマアジのフルコースも堪能しました。
ツアー参加者は「繊細な感じがする、ほんのちょっと甘みも感じる」「工夫をされていると知るとアジが味わい深くなる」と話していました。
「戸石ゆうこうシマアジ」は都市部やシンガポールなど海外に向けても出荷されているほか、市内のスーパーなどでも販売されているということです。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)