地球温暖化を防ぐ有効な対策になるといわれるブルーカーボンについて考える「ブルーカーボンフォーラム」が、このほど五島市岐宿町で行われました。
ブルーカーボンは海藻など海の生き物に吸収されている炭素のことで、大気中の二酸化炭素を減らす効果が期待されています。
しかし、五島では1989年から2014年までの25年間で藻場が半減し、「磯焼け」が深刻化していて、対策が急務となっています。
磯根研究所 吉村 拓 代表理事は 「具体的には海藻を食べる動物たちから海藻を守る。あるいは動物たちの影響を下げることが必要」と話していました。
会場では、海藻を食い荒らすイスズミなどの魚を使ったメンチカツやすり身の試食が行われました。
魚を食材として活用し、磯焼け対策につなげる狙いがあります。
その後、参加者たちは藻場の再生に成功した現場を視察し、取り組みを広げる必要性を改めて感じたようです。
(KTNテレビ長崎のニュースから一部転載)